【撃破】W杯アジア最終予選、中国が韓国を破り初勝利

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　2018年FIFAワールドカップ・アジア地区上位12チームによる最終予選第6戦を迎えた23日夜、湖南省長沙市で行われた中国―韓国戦で、中国が1－0で韓国を下した。

ゴールを決めた中国の于大宝選手（3月23日撮影）。

　前半34分、張琳芃選手と張稀哲選手がパスをつなぎ中央突破を果たし、ペナルティエリア外で洪正好選手がラインを守り、中国はコーナー・キックのチャンスを得た。王永珀選手による左からのコーナー・キックがゴール前に飛び、于大宝選手のヘディングシュートが決まり、1－0と先制した。

　1978年以来34回に及ぶ対戦成績は、中国の2勝13引き分け19敗と、その勝率はわずか5.9％だった。過去の戦歴から中国が陥っていた韓国戦恐怖症は、今回の試合で見事覆され、「忘れられない歴史の1ページ」を開くことができた。

　上位12チームによるアジア最終予選での初勝利によって、中国代表は絶体絶命ながらも今後の新たな希望の光を見出した。

　今回の試合は、中国にとって絶対に負けられない試合だった。引き分けでも、W杯への道は完全に断たれることになるため、中国は一縷の望みをつないで、今回の試合に勝つことだけを目標に臨んだ。全体の流れを見ると、中国は決して優勢に試合を進めたとはいえなかった。リッピ監督が試合後に話したように、中国代表の試合ぶりは、やや「恐る恐る」という感がったが、少なくともディフェンスの面では、彼らは前向きに努力し、精神的な面でも相手の韓国を抑えた。シュートや攻撃のフォーメーションについても、中国代表は決して他のチームに見劣りしていなかった。

熱戦を繰り広げる中国代表と韓国代表。

中国のリッピ監督。

　試合後、リッピ監督は、「今回の試合は、W杯出場に一縷の望みをつなぐものだった。グループ第2位の勝ち点差は、7ポイントから5ポイントに縮まった。今後は、我々の夢の実現に向けて、さらに勝ち続けなければならない」と述べた。

熱い声援をおくる中国のサポーター。

グラウンドで記念撮影をする中国代表。

　中国代表が初白星を挙げたことで、中国のサポーターは、勝ち点ランキングに対してやや展望を持てるようになり、情勢に対しても、試合前に比べより楽観視できるようになった。中国代表は6試合で勝ち点5ポイントを挙げ、グループ3位のウズベキスタンチームが直近の試合に負けたことから、その差は4ポイント差にまで縮まった。中国は韓国戦を乗り切ったことで、W杯出場への希望を失わずに済んだ。

　5日後には、イランとアウェイで対決する。中国代表は、会場の心を揺さぶるような、希望を決して捨てない試合を引き続き展開していかなければならない。

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